【ウィッグのサイズ選びと自分でできる調整方法】これで失敗しない!

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既製品のウィッグを購入する際、サイズ選びに苦労していませんか?

ダズルのお客さまにもよく質問をいただきます。

特に通販を利用する場合、「Sサイズ?Mサイズ?うーん、ぼんの窪までの長さって結局どこを測ればいいの??」と頭の中がハテナマークだらけになってしまう人も多いはず。

だけどちょっと待って・・・!

適当に選んでしまっては後悔する羽目になってしまいますよ~!

ヘアスタイルや仕様はもちろんのこと、自分にあったサイズをを選ぶことも自然で快適なウィッグを被りこなす為には必要なんです。

自分に合ったウィッグのサイズの選び方とは?

自分の頭のサイズに合わないぶかぶかなウィッグを被ればどう見えるでしょうか?

明らかに浮いたように見えてしまい、場合によってははずれてしまうという最悪な事態に見舞われることも。

 

もうね、本当に考えただけで恐ろしい!

 

逆に小さすぎる場合はどうでしょう?

無理やり被れたとしても徐々にズレ上がり、結果的にはずれてしまうリスクが高まってしまいます。

 

そして最も問題なのは、頭痛の原因になり長時間着用することが難しくなってしまうこと。

 

私も経験しましたが、特に抗がん剤治療中は副作用でただでさえ頭痛や吐き気が少なからずあります。

私の場合は眼鏡でさえもその重みや圧迫間に気分が悪くなる状態でした。

普段はこれっぽっちもそんなこと感じたことがなかったのに。

 

そんな状態で頭全体を締め付けられるようなウィッグを被ることができるのか?

まず無理だと思ってください。

そうならない為にも、ウィッグを購入する際はどのようにしてサイズを選べばいいのかお話ししていきます。

オーダーメイドで注文する場合

頭の大きさや形は人それぞれです。

オーダーメイドで作る場合は頭の型どりから行うため、完全にフィットしたウィッグを作ることができます。

 

ただし注意点があります。

それは抗がん剤の副作用による脱毛のためにウィッグを準備する場合です。

 

当然ですが脱毛前(地毛が残っている状態)、脱毛中、脱毛後、発毛後(発毛~地毛デビューまで)などそれぞれ地毛の量が違っています。

脱毛前に型どりをして作ったウィッグを脱毛後にかぶれば、地毛がなくなった分大きく感じてしまいます。

逆に脱毛後の状態で型どりしたウィッグを発毛後にかぶればきつくなってしまいます。

それぞれの時期の頭の状態を考慮しながらオーダーする必要があるのです。

既製品のウィッグを注文する場合

実店舗で試着しながら購入できればまだよいのですが、通販ではなかなかそういうわけにはいきません。

また実際に試着をしたとしても、オーダーメイドでない限り完全に自分にぴったりサイズのウィッグを購入するのはかなり難しいです。

 

そこでおすすめなのは、既製品のウィッグのサイズを自分で調整してしまう方法です。

自分の頭に簡単にフィットさせることができます。

 

「少しサイズが大きいかも・・・」「浮いている部分があって気になる」

そんなふうに着用を踏みとどまっているウィッグをもっている方も、お蔵入りはもったいないですよ!!

少しの手間でぐーんと自然で快適なウィッグに大変身です。ぜひ試してみてくださいね。

自分でできるサイズ調整方法

こちらでご紹介している方法はウィッグが大きい場合に頭にフィットさせる方法です。

小さくキツイと感じるウィッグを購入してしまうとこの方法でサイズ調整ができません。

上記で書いたように頭痛の原因にもなるので選ばないようにしてください。

※通販でフリーサイズのウィッグの場合、メーカーにもよりますが一般的には少し大きめに作られていることが多いです。

頭が大きめの方は試着をするか、購入を検討しているお店にサイズ感など相談することをおすすめします。

総手植えウィッグ(ハンドメイド)の場合

 

①縫いやすいようにウィッグを裏返します。

②あらかじめクリップなどでつまんでおいた縮めたい部分(浮きが気になる箇所、余っている部分)を縫っていきます。

③2の部分を山折りにし、そのすぐ下を波縫いしていきます。

 

 

④波縫いが完了した状態です。

⑤折りたたまれた長さの分縮まりました。

⑥少し段差ができるので、気になる場合は出っ張りを倒すようにして下の生地と縫い合わせます。

 

 

⑦すぐ下の生地と合わせたらまつり縫いをしていきます。

⑧余分な生地を縫ってしまわないよう縫う下の部分に指を置いておくとスムーズにできます。

⑨完成です。縫い縮めた部分の段差がなくなり平らになりました。

 

【まつり縫いをするときのコツ】
ウィッグの中に手を入れ、縫う部分の真下に指がくるようにしながら縫っていきます。
そうすることで余分な生地を巻き込まずに縫うことができます。

 

 

【縫うときの注意】

・糸は二本取りにします

・縫い始めの玉結び、縫い終わりの玉止めは網目をすり抜けないよう何度も結び大き目に作る。

※玉止めではなく何度かこま結びをしてもOK

 

製品によりますが総手植えウィッグは伸縮性のある生地で作られていることが多いです。

伸びた時に写真のように生地の穴が大きくなり結び目がすり抜けてしまいますのでこの方法をおすすめします。

 

 

マシンメイドウィッグ(機械製)の場合

【深さを調整/縦の長さを縮める方法】

 

①縫いやすいようにウィッグを裏返します

②、③縮めたい場所をつまみ、山折りになるようにして折りたたみます。

※②の白い線の部分の生地同士を合わせ、その生地上を縫うのがポイントです。

 

 

④折りたたんだ生地上を並縫いしていきます。

⑤縫い合わせた分、縮まりました。

⑥横から見ると縮まった部分が出っ張り段差ができています。気になる場合はまつり縫いをして平らにしてください。

 

 

⑦、⑧浮いている部分を倒して下の生地にくっつけるようにまつり縫いをしていきます。

⑨完成です。平らになりました。

 

 

比べてみてください~!

まつり縫いを施し平らにした方が着用感がよいのでオススメです♪

 

 

【幅を調整/横の長さを縮める方法】

 

①~③縮めたい場所をつまみ、山折りにして縫い合わせるようにします。

 

 

④1箇所だけでなく、気になる箇所を全てやってください。

⑤、⑥縦の長さを縮める場合と同様に、縫い合わせた場所が平らになるよう下の生地と縫い合わせます。
気になる箇所に全て施したら完成です!

 

 

 

 

~自身の経験からウィッグ販売を始めました~

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