【抗がん剤で脱毛した髪はいつ回復する?】経験者だからわかったこと

 

 

あきピヨ

抗がん剤で脱毛するのはもうわかったよ!

それより回復するのはいつくらいなんだろ?

 

病気や髪の毛がなくなってしまう現実をなんとか受け入れた後、少し落ち着いてくるとこんな疑問が出てくる人も多いはず。

またようやく抗がん剤治療のゴールが見え、少しほっとした瞬間には今後のことだって気になりますよね。

 

特にAYA世代と呼ばれるような若い年齢でガンになってしまった場合、結婚式を控えている人もいたりすると思います。

 

実際に子宮がんになってしまった私の友人もそうでした。

元々は数ヵ月後に予定していた結婚式をガンが発覚したことから延期。

 

抗がん剤が無事に終わり病気が治ったと言っても髪の毛のことがあって時期を悩んでいるようでした。

もちろんウィッグでもできるけど、人生の中で一番と言っても過言ではないくらい晴れやかな日。

できれば地毛でその日を迎えたいですもんね。

 

今回は私が抗がん剤で脱毛してから髪の毛が回復した時期の記録を元にお話ししていきます。

もちろん回復の程度に個人差はあるかと思いますが、一例として参考にしてもらえると嬉しいです。

 

抗がん剤で脱毛した髪はいつ回復するのか?

私の場合は最後の抗がん剤から3週間で頭皮の毛穴に黒いポツポツが見え始めました。

一般的には1か月~2カ月くらいの間に生え始めるとのこと。

 

私は脱毛する前も髪が伸びるスピードが人より早く、体質的なものなのかとても早い回復でした。

 

その後も順調に伸び、ウィッグ卒業は美容院デビューとなった10カ月のときです。

詳しくは後半でお話ししますね。

 

その前に抗がん剤と言っても実は全ての人が脱毛するわけじゃないんです。

 

抗がん剤によって抜ける頻度と程度は違っている

「抗がん剤」というとすぐに脱毛のイメージがわいてくると思いますが、実は抜けにくい薬の種類もあるんです。

中には全く髪の毛が抜けない分子標的薬という抗がん剤さえ存在します。

 

また私のように髪の毛はもちろんのこと全身の毛という毛の全てが抜け落ちる場合や、逆に半分以上の髪の毛が残っている人など様々。

これは体質ではなく使用する抗がん剤の種類と量によって違っています。

 

詳しくは【抗がん剤で脱毛するのはなぜ?】抜けるメカニムズと予防対策の記事を読んでみてください。

 

抗がん剤の投与と脱毛の始まり

「抗がん剤が投与されるとすぐ脱毛するのでは?」

そう思われる人も多いようですが実は実際は違うんです><

抜け始める時期

実際は抗がん剤が始まりだいたい2週間前後で脱毛が開始。

私の場合はぴったり2週間にあたる14日目に髪の毛が抜け始めました。

一旦抜け始めるとそのスピードは早く、あっという間にほぼ全ての頭髪が抜け落ちていきました。

 

抜け始めの様子

髪の毛が抜ける予兆として前日にアンダーヘアが大量に下着についているということがありました。

全く痛みも違和感もなかったので、トイレに行って初めて気づいたのです。

その翌日に髪の毛の脱毛が始まるのですが、こちらの方はピリピリと違和感のようなものが。

 

抗がん剤治療開始から抜け始め、全て脱毛するまでの様子は【脱毛時期と脱毛期間の本当のところを経験者がお話します】の記事で詳しく書いています。

こちらもあわせて参考にしてください。

 

抗がん剤治療中の脱毛状況

抗がん剤治療中はもちろん脱毛した状態が継続しています。

これは髪の毛根にある「毛母細胞」がダメージを受け働けない状況となっているから。

したがって新しい髪の毛も作られないのです。

ただし、びっくりなことに場合によっては発毛することも。

 

治療中でも発毛したときの話

それは次の抗がん剤治療のクールに入るのに1か月以上期間が空いてしまったとき。

血液のデータによっては白血球の値が足りず治療延期となることがしばしばあります。

 

1か月以上も空いてしまったときは、気づいたら発毛が始まっていて・・・

鏡でよく見てみるとゴマ塩のように頭皮の毛穴からポツポツと黒い点がたくさん見えるんです。

 

正直これには当時とても驚きました(笑)

勝手な思い込みで抗がん剤治療中は生えてこないものだと思っていたので。

 

でも冷静になって考えてみれば当たり前ですよね。

抗がん剤の投与がストップしている間に、自分が知らないところで毛母細胞はしっかり回復していてくれたのです。

 

まぁ、そんな努力の甲斐?もむなしく次の抗がん剤によって呆気なくまた全部脱毛となるのですが(^-^;

 

治療終了後の頭髪の回復

発毛開始の時期

抗がん剤の投与が終われば次第に毛母細胞も正常に働きだします。

通常1か月~2カ月程度で発毛開始する人がほとんど。

 

私の場合だと3週間でまた黒いポツポツが頭の毛穴から見え始めました。

冒頭でも話しましたが、元々髪の毛が伸びるのが本当に早く美容師さんにびっくりされる程だったので、発毛開始も早いのかも?なんて思ったりしました。

脱毛が始まる時期とは対照的に発毛開始については少し個人差が大きいようです。

 

発毛後の長さの推移

治療終了後3週間で生え始める。

その後順調に伸びて2カ月で坊主頭のようになりました。

4カ月になるころには超ベリーショートに。

10カ月になるころには15㎝ほどまでに伸び、一般的なショートスタイルができる長さにまでなりました。

その後肩の長さになるには1年3か月~1年半くらい。

随時そろえる程度にカットはしつつ、肩下15㎝くらいになるには2年くらいかかりました。

 

発毛の様子は写真つきで【抗がん剤後の発毛記録】の記事でまとめています。

同じくこちらも参考にしてみてくださいね。

 

髪質の変化

頭髪の回復後、髪質について気づいたことです。

 

ストレートからくせ毛に

最初は産毛のような毛が生え、次第にしっかりとした強い毛になっていきました。

 

ですが元々のストレートヘアと違い毛先だけクルンとくせ毛になった状態。

少し髪質に変化を感じました。

 

1年を過ぎた頃には長さも出てきてくせ毛は落ち着いていきました。

ほぼ地毛と同じ状態になったと感じたのもこの時期です。

 

白髪について

私の場合は1本も見られませんでした。

抗がん剤治療後の発毛によく見られると聞いていたので心配はしていたのですが・・・

 

ちなみにそのときの私の年齢は30歳。

白髪については年齢による影響や個人差も大きいのでなかなか治療だけが原因とは言えないですよね。

 

ウィッグ卒業と美容院デビューについて

ウィッグをはずすタイミングは、ほとんどの人で半年~1年の間が一番多いと思います。

私もショートくらいの長さになった10カ月で美容院デビュー。

 

このときカラーリングも同時にしました。

「体内に残っている抗がん剤の影響で最初のカラーリングは違う色に反応しやすい」

そう美容師さんが言っていたのがとても印象的でした。

 

「うんうん、そうなんですね~」とまるで他人事のように聞いていた私もあっさりそれに該当してしまったようで(^-^;

染め直す事態となりました><

 

ですが、なんともヘンテコなヘアスタイルもプロの手にかかれば違和感のないショートスタイルに変身!

このタイミングでめでたくウィッグ卒業もできました。

 

Before(美容院前)

抗がん剤治療後、美容院前の地毛

 

After(美容院後)

発毛後、美容院デビュー後

写真使い回しですみません(^-^;笑

抗がん剤で脱毛した髪は通常1年程で回復する

このような感じでほとんどの人は1年程度でウィッグがなくても大丈夫なくらい髪の毛は回復します。

ただし、中には2年経っても元の髪の半分も戻らないなど、なかなか回復しない人もいるようです。

特に乳がんの治療をした人はホルモンの影響もあり、戻りが悪い人が他のガンに比べ多いとのこと。

また別記事にて発毛しない場合の対策についても書きたいと思います。

 

 

 

 

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