【医療用ウィッグ】インナー キャップが必須な4つの理由

 

「ウィッグを買ったからもう大丈夫♪」

そう思っている人がいたら、ちょっと待ってください><

 

インナーキャップの準備はできていますか?

 

すっかり忘れがちですが、実はインナーキャップは医療用としてウィッグをかぶる私たちの心強い助っ人。

とても重要な役割を果たしてくれるんです。

まだ用意していない人はぜひウィッグと一緒に1枚は準備しておくことをここで改めておすすめします。

 

ウィッグのインナーキャップとは?

ウィッグの下にかぶる帽子のような形状をしたネットやキャップをインナーキャップといいます。

ちょうどウィッグの肌着・下着のようなものですね。

 

これはダズルで取り扱っている医療用インナーキャップ

 

医療用インナーキャップ

一方ファッションウィッグでよく使われる筒状になったネットの方はウィッグネットやヘアネットと呼ばれたりします。

 

それがこちら。

 

ウィッグネット

帽子型のインナーキャップとは形状が違うのに加え、網目が粗いのも大きな違いです。

 

ウィッグの下に着用するもの全てをインナーキャップと呼ぶ場合もありますが、特に決まりはありません。

ここでは医療用で使うことの多い帽子タイプのインナーキャップについて説明していきますね。

 

インナーキャップの役割

インナーキャップにはウィッグ単品で使うより優れた点がたくさんあります。

インナーキャップの大切な役割について。

頭皮の保護をしてくれる

抗がん剤治療中や脱毛期は頭皮がとてもデリケートな状態。

そんな頭皮をウィッグの刺激から守ってくれるのがインナーキャップ。

 

特に大活躍するのは機械製ウィッグをかぶるとき。

総手植えウィッグでは内側が柔らかい素材でできていることが多いのでそのまま着用することも可能ですが、機械製ウィッグの場合は内側に縫い目や短い毛が出てしまうことが多く、これらが頭皮の刺激になります。

 

【機械製ウィッグの内側】

機械製ウィッグ内側

 

そのようなウィッグの場合でもインナーキャップがあれば心配なし。

頭皮がカバーされウィッグの刺激から守りながら着用することが可能になります。

 

素材はメーカーによっていろいろですが、ダズルでは薄手でも耐久性のあるナイロン製のインナーキャップを用意しています。

 

医療用インナーキャップ

医療用インナーキャップ

 

ナイロンでも敏感な頭皮に負担をかけないよう網目の細かいネット仕様になっていて通気性に富んでいます。

 

こちらはアトピーでとても肌の弱い私でも問題なく着用できました。

ですが頭皮に湿疹ができていたりかなり荒れている状態であればコットン素材の方が無難かもしれません。

 

肌に合う合わないは個人差も大きいので、その都度慎重に様子を見ながら着用するようにしてください。

 

ウィッグを衛生的に着用できる

頭皮は思っている以上に汗をかきます。

また皮脂の分泌もとても盛ん。

1回の着用で想像以上にウィッグは汚れることに。

 

ウィッグを毎日洗えればいいのですが、頭のように簡単にバシャバシャと洗うことができないし、乾かすのにもとても時間がかかります。

そして何より毎日洗うことのウィッグへの負担を考えるとなかなか難しいこと。

 

ウィッグは洗えば洗うほど摩擦や抜け毛などの問題から寿命が短くなってしまうので、できる限り綺麗な状態を長く保つことが理想です。

 

そこでこのインナーキャップの出番。

インナーキャップを着用することで直接ウィッグに汚れがつくことなく綺麗な状態をキープできます。

 

ウィッグの汚れのメインは実は毛よりもこの頭皮と直接触れる内側の部分。

そこさえ綺麗にできていればウィッグを洗うのは週1~2回程度で十分です。

 

もちろんスタイリング剤を使用した場合は汚れやすくなっているのでなるべく当日中に落とすようにしてください。

毛絡まりの原因にもなってしまうので。

 

インナーキャップはできる限り毎日取り替えるかまたは洗濯をしましょう。

ウィッグと違い簡単に洗え、乾くのも早いです。

頭皮やネットが透けるのを防ぐ

全て脱毛した状態の頭皮の場合、ウィッグによっては地肌が透けやすくなってしまいます。

特に風などで髪が乱れたとき。

気づかないうちにウィッグの内側にあたる土台の部分が目立ってしまうことがあります。

そんなときでもインナーキャップを着用していればカモフラージュでき目立たないようにしてくれます。

 

実際に見え方を比較してみますね。

 

【インナーキャップあり】

インナーキャップありのウィッグの見え方

 

【インナーキャップなし】

インナーキャップなしのウィッグの見え方

 

どうでしょうか?

インナーキャップありの方が自然に見えますよね。

ないとウィッグの縫い目やネットの網目、地肌が目立ちすぎてしまうんです。

 

もちろん室内で被っているだけだったらここまで髪がめくれ上がることはほとんどないと思うのでまず大丈夫。

 

ただ激しい動きをするときや風が強い日は要注意です。

せっかく自然にウィッグを被れていても、ふとした瞬間の不自然さにウィッグだとバレること、とっても多いです。

 

なかなか自分では見えにくいところですが、こういうことがあることも頭に入れておきましょう><

 

地毛をコンパクトにまとめる

通常最後の抗がん剤が終わり1か月くらいで少しずつ発毛していきます。

 

順調に伸びてくると嬉しい反面少し困った事態が・・・><

ウィッグから短い地毛がこんにちはをしてしまうという現象が起きてしまうんです。

 

特に生え際を出すフロントレースのウィッグだとおでこの部分から出て気になったり、あとは襟足の部分も出やすいです。

これがなかなか厄介でインナーキャップを被っていても時間とともだんだん出てきてしまうという・・・

 

まさにこの状態。

ちゃんと写真が残っていました(^-^;

 

ウィッグから出る地毛

あちゃ~笑
これほんと恥ずかしいんですよ(^_^;)

 

 

そんなときにはこれが威力を発揮してくれます。

ストッキング素材でフィット感と伸縮性がずば抜けているインナーキャップ。

 

ウィッグキャップ

 

伸びかけの短い髪の毛をがっちりキャッチしてくれます。

それだけじゃなく伸縮性のおかげで地毛が長くなっても使用可能。

 

抗がん剤治療が終わり5年経つ今でも私はファッションとしてウィッグを楽しむことがあるのですが、そのときもこのインナーキャップを使用しています。

地毛は肩下まであるのですが、一度下の方でひとつに束ねてインナーキャップに入れ込めばしっかりまとまってくれます。

 

価格も250円と安く薄手ですが意外にもズレにくく脱げにくい。

地毛があってもなくてもです。

 

私の場合は脱毛中も医療用のインナーキャップよりこれをメインに使っていたほど。

その名も「万能ウィッグキャップ」と言いますが、言葉通りほんとうに万能です!笑

 

インナーキャップで迷われている人はぜひ一度試してみてください^^

 

万能ウィッグキャップ

ウィッグキャップ

インナーキャップは1つは持っておいて損はない!

説明したようにインナーキャップは様々な役割を果たしてくれます。

ウィッグによっては柔らかいネットでできたものや、透けないキャップでできたウィッグなどもあり、そちらはインナーキャップがなくてももちろん着用可能。

ですが夏場など汗や皮脂で特に汚れがちな時期はインナーキャップと合わせて使うことで随分ウィッグのお手入れが楽になります。

汗が気になったらすぐにインナーキャップだけ取り換えるということもできますよね。

とにかくいろいろな用途があるインナーキャップはウィッグと一緒に1つでも準備しておくのがおすすめ。

 

 

 

~自身の経験からウィッグ販売を始めました~

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