【悪性リンパ腫・闘病記4】診断に必須なPET-CT。保険適用でも高額!

 

PET-CT検査/東名古屋画像診断クリニックを受診

こちらの記事の続きです。

 

2012年10月25日。

この日はPET―CTを撮るために、名古屋の愛知県ガンセンターのすぐ隣にある画像診断センターに行くことに。

私が入院をする病院にはその機械がないからです。

ただのCTはあってもPETまで置いている病院はまだまだ多くはないらしい。

 

抗がん剤治療中で体調悪いときだったら、同じ病院内にないときついよなー。

今はまだ治療前で元気だからいいけど。

 

そんなことをぼやぼや考えながら車で向かいました。

 

無事到着!

どうしても気になった駐車場(笑)

セレブ会員・・・なりたいような、なりたくないような(笑)

PET-CT検査とは?

私は自分が病気になって初めてPET-CTという検査の存在を知りました。

どんな検査かよくわからなかったので調べてみましたよー。

どうやらPET単体もあるそうで・・・まずはそちらから。

 

まずPETとは?

PET(ペット)検査とは、がんを検査する方法の一つです。
PETは「ポジトロン・エミッション・トモグラフィー」の略で、陽電子放射断層撮影という言葉の頭文字をとった略語です。

通常、がんは、ある程度の大きさになったり、体に変化が起きてから見つかることが多いため、がん細胞の成長がある程度進んでからでないと発見しにくい病気です。

PET検査では、検査薬(FDG ※1など)を人体に投与し、全身の細胞のうち、がん細胞だけによりはっきりとした目印をつけることができるため、小さながんの発見が期待できます。

 

 

それじゃ本題のPET-CTとは?

 

PET-CT検査とは、CT装置を併用することで、時間差による画像のずれを防ぎ、高精度に位置合わせが可能になります。そのため、さらに鮮明な画像で、腫瘍の位置や大きさを撮影することができ、より詳しく分析できます。

また、1度の検査で、ほぼ全身を調べられ、予想外の癌の発見に威力を発揮することから、癌の可能性が疑われながら他の検査で病巣が発見できない原発不明がんの診断や、がんの早期発見、病期(進行度)診断、転移、再発を調べるのに特に重要な検査とされています。

 

念のため注釈も忘れずに引用させてもらいます!

 

※1)検査薬剤FDGとはPET検査に用いる薬剤の最も代表的なもので、正確には18F-FDG(フルオロデオキシグルコース)と呼び、ブドウ糖(=グルコース)に微弱な放射能を出す成分(ポジトロン核種)を組み込んだものです。
性質は普通のブドウ糖とほぼ同じであり、ブドウ糖と同様にがん細胞に取り込まれます(がん細胞は正常細胞の約3~20倍のブドウ糖を摂取します)。
取り込まれたFDGはがん細胞内に長く留まることができるため、この特性を利用し、PET検査で全身のがん細胞を画像化して診断します

 

PET-CTはPET検査とCT検査を合わせて診断精度を上げた検査

うーん。わかりやすそうな文章をお借りしましたが、まだまだ難しい~

 

他にもいろいろと読み漁った結果、

「PETはガン細胞のブドウ糖を活発に取り込む性質(正常細胞の3~8倍)を利用することによって、がんが小さいうちでも発見できるという頼もしい検査。

ただし、ガンがそこにありそうということがわかってもその形の異常を把握するのには向いていない。

そこで、それを得意とし身体を三次元的に見ることができるCTの要素を合わせたものがPET-CT」

ということです。

 

両方の視点から見た結果を合わせることで、より精度のある診断結果が出せる。

いわばPETとCTのいいとこどりの検査ってとこなんでしょうね。

 

私なりにまとめてみました。

できるだけ分りやすく簡単な言葉で書いてみたつもりですがどうでしょうか(^_^;)

ちなみにこんな最強に思われるPET-CTでも苦手分野のガンがあるみたいで・・・

診断に向いているガンと向いていないガンがある

膀胱がん、前立腺がん、子宮頸がん、胃や食道などの消化器粘膜にできるがん、白血病などはあまり向いていないとのこと。

逆に肺がん、大腸がん、食道がん、膵がんなどの消化器系のがん、子宮体がん、卵巣がんなどの婦人系のがんや甲状腺がん、乳がん、悪性リンパ腫や悪性黒色腫なんかは診断にとても役立つそう。

 

特に我らが悪性リンパ腫!(笑)

糖代謝が活発なものが多く、PETが得意とする病変の活動性を見ることからも診断がつきやすい。

最近では国際的にも悪性リンパ腫の診断に「PET検査による評価を利用すること」が一般的までなっているらしい。

悪性リンパ腫にはPET-CTが必須なんですね。

 

検査方法・体験談

検査前の注意点

  • 5時間以上前から絶食。
  • 水分はお茶か水のみ。
  • 前日から当日にかけては激しい運動は避ける

当日の流れ

1、受付をする。

2、検査着に着替える。

3、問診と検査の説明を受ける。

4、血圧を測る。

5、FDG(ブドウ糖に放射性同位元素をつけた薬剤)を点滴で入れる

6、個室で90分待機。
FDGが全身に生き渡るよう横になって安静にする。

7、時間になると呼ばれ、トイレへ行ってから検査室へくるように指示される。

8、台の上に横になりCTと似たようなドーム状の機械の中に入って撮影。

9、検査が終わると回復室という別の個室に行くよう指示をされる。
体内のFDGが抜けるまで30分休憩。

 

検査後の注意点

FDGは丸1日かけて体外に排出される。

そのため当日はなるべく人との接触は控える。(特に妊婦さんや乳幼児)

 

終わってみて感想

トータル3時間くらいかかりとにかく長~く感じました><

FDGを注射するときは処置をしてくれる人以外みんな奥の隔離されたところにいて、ちょっと異様な感じでした。

やっぱり放射線物質を扱っている検査なんだなーと。

私がよっぽどキョロキョロしていたのか(笑)担当してくれた看護師さんが説明してくれました。

 

「私たちは毎日ここいるから極力放射線物質を浴びないよう気を付けているの~だけどPETを受ける人は1日だけだから被ばくの心配はいらないですよ。」

 

よかったよかった(^-^;

 

結果は後日CD-Rでもらえた

PET-CTの検査結果は後日CD-Rでもらえました。

自分のパソコンで見てみたのですがよくわからず・・・

悪性の腫瘍があると、黄緑色っぽい感じで光るみたいなんですが。

あと脳や心臓、膀胱などは光っているのが正常です。

こういった活動が活発なところは検査時もブドウ糖を吸収する為ガンがなくても光ってしまいます。

 

高すぎるよ検査費用!保険適用でも3万て!

PETのすごいことはわかったけど・・・

それにしてもこの検査費用、ほんとうに高いと思う><

 

なんと、保険適用の3割負担で・・・2万9千円!!!

 

ひょえ~そんな大金あればあんなことやこんなことできちゃうのにー。

 

悪性リンパ腫がわかって仕事ができなくなって、更に検査費や治療費にたくさんのお金がかかる。

ほんと切ないけど命には変えられない!(;_;)

 

やっぱり健康って大切ですね。

 

(こちらの記事に続きます↓)

 

 

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