「抗がん剤で脱毛するのでウィッグを準備しておいてください。」
そう主治医に言われ、当時急いでウィッグを探していた私。
ネットショッピングが大好きだった私はすぐさまネットサーフィン!
すぐに可愛くて調度いいウィッグが見つかるだろうと思っていた私は大間違いでした・・・
え、ちょっと待って!!ウィッグって言ってもいろいろありすぎてわからないんだけどっ!
抗がん剤だから医療用ウィッグじゃないとダメなのか??
そもそも医療用ウィッグと普通のウィッグとは何が違うのか?
値段も全然違うしいったいどうすればいいんだぁ~!?
ウィッグを探せば探すほどいろいろな商品が出てきてしまい悩む始末。
もうプチパニックでした。
今となっては本当に懐かしい(笑)
ウィッグへの愛と知識だけは誰にも負けませんよ~^^
ガンになり、7か月に及ぶ抗がん剤治療をうけ、ウィッグ店を立ち上げるまでに至った私。
そんな私が本当におすすめのウィッグや選び方を教えます。
目次
抗がん剤で脱毛した人に最適なウィッグはどれか?
抗がん剤の副作用による脱毛でウィッグを使用する場合、最適なウィッグは「医療用ウィッグ」だと思いますか?
私がガン宣告を受けウィッグについて何の知識もないとき、漠然と医療用ウィッグが一番なんだろうなぁと当たり前のように思っていました(^-^;
でも、答えは半分イエスで半分ノー。
医療用ウィッグとファッションウィッグの違い
当時私がウィッグを探すにあたってまずぶち当たった壁がこれ。
医療用ウィッグとファッションウィッグの違いがわからない問題。
高いウィッグは医療用、安いウィッグはファッション用、そんなイメージがあるだけでした。
でもよく考えるとCMでやっている大手メーカーのウィッグは何十万と高価だけどおしゃれ用のウィッグだし、本当にわからなくなりますよね。
実は医療用ウィッグとファッションウィッグの違いに明確な決まりはないんです。
主に抗がん剤による脱毛や脱毛症など何らかの病気やケガで使用するためのウィッグを医療用ウィッグと呼んでいるだけ、ということ。
詳しくはこちらの記事に書いてあります。
だからもちろん医療用ウィッグと謳われていなくても十分その役割を果たしてくれるのもたくさんあります。
選ぶ際は医療用ウィッグという言葉にとらわれなくて大丈夫。
ただし、必ず押さえておきたいポイントがあるので順番にお話ししていきます。
以下、購入の際にぜひチェックして欲しい仕様です。
内側の作り・敏感な頭皮を刺激しないウィッグ
脱毛中はとにかく頭皮が敏感。
むずむずしたり、痒みや発疹がでる場合もあります。
私の場合はピリピリした違和感があり、その直後に脱毛開始。
そのような状態の頭皮のことを考えてウィッグを選ぶ必要があります。
ウィッグに植毛されている毛が頭皮に直接当たらないもの
ウィッグには植毛方法によって大きく3つに分けられます。
全て人の手で1本1本植えられた総手植え製ウィッグ、機械で作られた機械製ウィッグ、また一部分だけ手植えで他の部分は機械製でできた半手植え製ウィッグ。
その中でも総手植え製のウィッグはほとんどの場合で内側がこのようにな作りになっています。
内側からウィッグの毛が見えないですよね、
これならOK。
一方、注意したいのは機械製のウィッグ。
内側がこのような状態になっていることがほとんどです。
見てわかるようにウィッグの内側から毛が見える状態。
これだと内部に短い毛が入り込んでしまうんです。
その毛がチクチクと頭皮を刺激してしまうことに。
脱毛中の敏感な頭皮のためにウィッグの毛が中に入ってこない仕様のウィッグを選ぶようにしてください。
上の写真のように内側を見れば簡単に見分けられます。
インナーキャップとの併用で機械製ウィッグも着用OK
機械製ウィッグのように頭皮に刺激を与えやすいウィッグでも着用方法によっては問題なく使用できます。
それがインナーキャップとの併用。
インナーキャップで頭皮が守られることで刺激を避けることができます。
また頭皮の保護以外のメリットも。
汗や皮脂が直接ウィッグにつくことを防ぎ、より衛生的に使うことができます。
インナーキャップは毎日簡単にジャブジャブ洗えるけれど、ウィッグはそういうわけにはいきません。
ウィッグは洗う頻度が高いほど傷みやすいので、インナーキャップのお陰で洗う回数が減ればありがたいですよね。
ウィッグを洗う手間が省け、結果的に寿命まで伸びるといった嬉しい効果も期待できます。
他には地毛がまだ残っている場合にも役立つことが。
全て脱毛せず地毛がある場合にはコンパクトにまとめることができます。
通常、地毛がある人は筒型になったウィッグネットというものをかぶり地毛をまとめるのが一般的なのですが、その役割も果たしてくれます。
つまり脱毛した部分の頭皮を守りつつ残っている地毛はまとめてくれるという、とっても便利なもの。
個人的には総手植えウィッグのようにそのまま着用できるウィッグの場合にも1つは持っていた方がいいと思うのがこのインナーキャップです。
抗がん剤が終わって発毛した後も、ある程度伸びるまではウィッグ生活になる人がほとんど。
そんなときも中途半端な地毛をしっかりキャッチしておさめてくれるので本当に便利ですよ~。
サイズ調節可能なウィッグ
抗がん剤による脱毛でウィッグをかぶる場合、サイズ選び方も1つのポイントに。
なぜなら地毛の量が時期によって大きく変わるから。
抗がん剤治療が始まれば2週間程度で脱毛が始まります。
それから一気に全ての髪の毛が抜け落ちる人もいれば、何割かはずっと残ったままの人もいます。
これは使用する抗がん剤の種類によります。
また抗がん剤治療が終われば発毛しますが、すぐにウィッグが不要となるわけじゃありません。
ある程度生え揃うまでは引き続きウィッグをかぶることになります。
ウィッグを卒業する時期は人によって違いますが、ほとんどの人はショートヘアとしてスタイリングできるくらいになったタイミングではずす人が多いでしょうか。
期間としては半年~1年くらい。
このように発毛後もしばらくはウィッグをかぶることになります。
脱毛時(地毛が全くない状態)に合わせてぴったりサイズのウィッグを作ってしまうと合わなくなる可能性が出てきてしまいます。
きついウィッグは長時間かぶることが辛く、頭痛の原因にもなるので避けたいところ。
オーダーメイドの場合は地毛の量を考慮したサイズ選びをする必要があります。
おすすめは伸縮性のある生地でできたフリーサイズのもの
ウィッグのベースにもいろいろな素材があります。
その中でも伸縮性に富んだ生地のものであれば、ある程度の毛量の違いにもそのまま対応可能。
脱毛中~脱毛後、発毛後もサイズ調節することなくそのまま着用できます。
もしよりフィット感が欲しい場合は縫い合わせることで自分で簡単に調整も可能。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
かぶっていて楽なもの
副作用でただでさえ体調の悪い日が続きます。
私の場合はとにかくひどい頭痛と吐き気。
ウィッグどころかメガネさえもかけていられない日もありました。
少しでも顔や頭に圧迫感があろうものなら頭が割れてしまいそうなくらいの痛みに襲われたり・・・><
とにかくかぶっていて楽だと感じるものが安心です。
ここでもやはり伸縮性のある生地でできたウィッグが断然おすすめ。
見た目の自然さは絶対に大事!
ただでさえ心身ともにストレス満載の抗がん剤治療。
見た目のことでも悩みを抱えるなんて絶対避けたいところ。
特にガンを友人や職場の人にカミングアウトしていない場合はウィッグだとバレないか気になってしまいますよね。
あと私もそうですが、子供がいるママさんは送り迎えのときに不自然に見えないかとても心配になると思います。
そういった点からもウィッグの自然さはとてもとても大事なポイントです!
バレないくらい自然なウィッグを選ぶべき。
自然なウィッグの条件には毛質や植毛方法、人工頭皮、分け目などいろいろあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ダズルではこのウィッグがおすすめ
以上の点をふまえてダズルではこのウィッグをおすすめしています。
実体験から“こんなウィッグがあったらいいな”を形にした商品です。
◆DAZZLEオリジナル・プレミアムウィッグ◆ピュアナチュラルショートボブ【総手植え・シルクスキン】
販売価格 21,578円(税込)
同じ伸縮性のある生地のウィッグで長いヘアスタイルだとこちら。
◆DAZZLEオリジナル・プレミアムウィッグ◆ピュアナチュラルストレート【総手植え・シルクスキン】
販売価格 17,992円(税込)
とにかく自分の経験から、「自然であること」、「かぶり心地がいい」にこだわったウィッグです。
そしてもう1点、絶対に譲れなかったこと。
それが価格の面。
病気になりただでさえ治療費がかさむ中、ウィッグに大金なんてかけていられません。
少しでも心と経済的な負担が減るようギリギリまで価格を抑えました。
抗がん剤の副作用が辛いときに特におすすめウィッグ
副作用がひどくウィッグをかぶるのが辛い日もあるかと思います。
それでも抗がん剤のために通院で病院に行かなければいけない場合、とても困ってしまいます。
ご近所さんにも見られたくないし、ウィッグなしで外出するのはすごく勇気のいること。
そんなときに試してみてほしいのがこれ。
私も実際に愛用していた商品です。
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入院で抗がん剤治療をしていた私ですが、定期的に一時退院ができました。
まさにそのときは頭痛と吐き気で一番苦しかったとき。
準備万端でもってきていたウィッグがまさか被れないという緊急事態に(ノД`)・゜・。
そのときは仕方なく帽子だけで帰宅しましたが、急遽リサーチして購入したのがこれでした。
締め付け感がなくてとにかく楽。
その後は本当に頼りになりました。
不安がある人は事前に1つ用意しておいてもいいかもしれませんね。
自宅用でおすすめのウィッグ
これはぜひウィッグ生活中に知りたかったもの><
ウィッグを卒業してからしばらくして出会った「帽子」なんですが、見た目はまさにウィッグ!
その名も“ウィッグな帽子”
自宅にいるときは少しでもリラックスして過ごしたかったので、こんなウィッグがあったらもっと快適に過ごせたのになぁと思います。
実際にかぶった感想としては、ウィッグよりも締め付け感がなくてほんと楽ちん。
これを被っていれば宅急便がきても急いでウィッグを装着する必要がないし便利だろうなぁ。
ピンポーンが鳴ってから急いでウィッグを装着してセットして玄関いくなんていくら慣れていても至難の業ですもん><
抗がん剤治療終了後におすすめのウィッグ
治療が終了すれば時間とともに体調も落ち着いてきます。
そうすればウィッグライフをおもいきり楽しむことも可能。
地毛ではショートからロングへ!なんて簡単に変身できないけど、ウィッグだと一瞬ですから。
ダズルではこのウィッグが普段使いにとても人気です。
販売価格 4,946円(税込)
(◆DAZZLEオリジナル◆劇的分け目!大人可愛いレディミディ)
販売価格 5,270円(税込)
私も治療後はウィッグでヘアアレンジなどもして思い切りウィッグライフを謳歌していました。
こんな感じでハーフアップにすることが多かったかな。
風が強い日はまとめ髪にしてみたり。
そういえばこの記事を書いていて思い出した!
友人の結婚式へもウィッグで出席したんです(^^)
このときは受付を頼まれていたので至近距離で見られてバレないか内心ドキドキでした。
でも全く違和感なかったようで、我ながらうまくアレンジできた!と自画自賛していました(笑)
病気で悲しい思いだけするなんて損!この際ウィッグをとことん堪能してやる~!ともう完全に開き直っていましたね(^-^;
~自身の経験からウィッグ販売を始めました~
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