「脱毛に備えてウィッグを準備しといてくださいね」
すでに主治医や看護師さんからそう説明がありこちらのページに来た人も多いはず。
「ちょっと待って!ウィッグって、医療用かつらって高いんでしょ?
ガンになって仕事もできないし治療費もかかる・・・
そんな中で高いウィッグを準備しなければいけないなんて負担が大きすぎるよ!」
そう不安になってしまうかもしれません。
残念なことに抗がん剤治療をやる限り、ほとんどの場合で脱毛は避けられません。
精神的な負担を減らすためにもウィッグの準備は事前にしておくことを強くおすすめします。
でも、安心してください。
大手メーカーのような数十万もするお高い医療用ウィッグを準備する必要なんてありません。
ここでは安くても失敗しないウィッグの選び方をお伝えします。
目次
有名な大手メーカーのウィッグが高い理由
病院にも置いてあるケースの多い有名メーカーのウィッグパンフレット。
安くても数万円、高いと数十万円以上だったりしますよね。
“聞いたことのあるメーカーだから安心、有名なところだからいいウィッグだろう”
そう思われる人も多いかもしれません。
実際のところ「高いウィッグ=高品質」とは限りません。
それに名前が知られているということは、それだけ宣伝されているケースが多いのです。
例えばTVコマーシャルを行えばそれだけ宣伝費がかかります。もちろん有名な女優さんを起用すればさらに高額に。
それは私たちが購入するウィッグの商品代金に上乗せされることで補われています。
これが大手有名メーカーの商品が高額になる最大の理由です。
安いウィッグの相場
そもそも「安いウィッグ」とは一般的にどれくらいの価格帯のことなのでしょうか?
初めてウィッグを選ぶ人にとってはそれさえもきっとわからない状態ですよね。
ウィッグがいくらから購入できるのかみていきましょう。
最も安いウィッグは1000円代から
安いウィッグを探せば1000円代からあります。
でもコスプレ向きだったり個性的だったり、明らかに趣味向けのものが多数。
もちろん自然さにも欠けるので、ここまで安いウィッグを選ぶのはおすすめできません。
安いウィッグでおすすめは5000円前後~1万くらい
5000円程度であれば選べるウィッグの種類も一気に増えます。
ひと昔前とは違い、自然で可愛いスタイルもたくさん。
医療用として普段使いに十分着用できるウィッグがたくさんあります。
1万円以上では人毛ウィッグや総手植えウィッグ、10万円前後からオーダーメイドウィッグも購入可能
1万円以上では様々な仕様のウィッグからこだわって選ぶことができます。
一般的に高額になりやすい人毛の混ざったウィッグ、総手植えウィッグなども。
さらに10万円前後の価格帯からは100%人毛、総手植えウィッグ、オーダーメイドで作ることができるウィッグも。
ただし注意も必要。
人毛ウィッグや総手植えウィッグだからといってその全てが自然で優れているわけではありません。
自分に合ったいいウィッグを選ぶにはチェックすべき仕様があるので次項で説明していきます。
自然で安いウィッグの選び方
ここからは安いウィッグでも失敗しない具体的なウィッグの選び方について説明していきます。
~ヘアスタイル編~
基本は脱毛前と近いヘアスタイルを選ぶこと
ウィッグになることで少なからず自分のヘアスタイルに違和感を感じてしまうことがあると思います。
ヘアスタイルが変わってしまうとその違和感はさらに増してしまうことになりかねません。
またガンになったことをまわりにカミングアウトしていない場合。
周囲にバレないようスムーズにウィッグへと移行するにはやはり脱毛前と近いスタイルが無難です。
敢えて全く違うヘアスタイルを楽しむという方法も
ウィッグと割りきって敢えて全く違うヘアスタイルに挑戦する方法もあります。
安いウィッグだからこそハードルが低いですよね。数万円もするウィッグではなかなか難しいこと。
また普段使い用ウィッグとは別に、休日用として、お出かけ用としてなど、地毛とは全く違うヘアスタイルを楽しむのも1つの方法です。
迷ったらショートかボブがおすすめ
特にヘアスタイルにこだわりがない人や、初心者だからとにかく楽にウィッグ生活を送りたいと思っている人。
そんな人には短めのヘアスタイルがおすすめです。
特にショートウィッグはお手入れが楽、自然に見えやすい、価格が安いというメリットが揃っています。
~仕様編~
自然に見えるカラー(3色以上のファイバーがミックスされたもの!)を選ぶ
安いウィッグの場合、必然的に人工毛のウィッグになるかと思います。
人工毛の場合、どうしてもファイバー特有のテカりや艶がみられます。
その艶感をカモフラージュさせるために、ファイバーは単色ではなく3色以上ミックスされているものを選んでください。
異なる色がミックスされることで立体感や陰影が出て自然に見せることができます。
くれぐれも単色のファイバーだけで作られたウィッグは選ばないように注意!
お人形さんのようなとても違和感のある髪になってしまいますので。
分け目には人工頭皮つきを選ぶ
「自然なウィッグ=自然な分け目&つむじ」
そう言っても過言ではないくらいウィッグの仕様の中でとても大切な部分。
人工頭皮つきとそうでないものとは自然さが全然違います。
例え最高級の人毛を使ったとしてもこの部分が不自然ではすぐにウィッグとバレることに。
ウィッグを選ぶ際は自然に見える人工頭皮つきのものを購入してください。
メーカーやショップによっては、人工肌、人工スキンとよんだりしますがどれも同じ人工頭皮のことを意味します。
販売価格4,580円
つむじが自然に見えるものを選ぶ
分け目と同様につむじも大切です。
ひと昔前は安いウィッグといえば画像のようなつまったタイプばかりでした。
最近では製造技術も進化し、機械製ウィッグでもここまで自然な仕上がりに。
必ずつむじの植え方までチェックして選ぶようにしましょう!
販売価格4,800円
安いウィッグでも大丈夫
最近では1万円以内でも医療用として十分使える自然なウィッグがたくさんあります。
選び方さえ間違えなければ大丈夫。
病気になって治療費のことだってあります。
出来る限りの抑えられるところは抑えて、不安のない状態で治療に臨んでほしいと思います。
脱毛のこと、ウィッグのことでわからない点や不安なことなどあればいつでもご相談ください。
私自身の経験からできる限りお伝えできればと思います^^
~自身の経験からウィッグ販売を始めました~
脱毛やウィッグのことで不安なこと、お困りのことがあればお気軽にご相談ください^^
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